お気に入りシャルキュトリーMeat Deli Nicklaus’。前回は「その1 〜特別な日に特別な人と〜」として、フォアグラパテに代表されるご褒美おすすめセットの紹介をさせていただきました。

今回は「その2 〜いつもの食卓をちょっと豪華に〜」と銘打って普段使いの範囲でも使いやすい、美味しくいただけるメニューをご紹介します。
ちょっといいお店で出てくるソーセージのお話。
いつもより少し太め大きめ、オーブンでじっくりと焼かれて、無骨な鉄と木でできたお皿の上で、ジュー・・・とまだ小さな音をたてて脂をしたたらせています。熱々のうちに少し硬めの皮にナイフを入れると風船のようにプリッと弾け、ついもったいないと思ってしまうほどに中から肉汁が溢れてきて。中に覗くのは粗挽きの豚挽き肉、少し強めに香る燻製とスパイスに食欲を存分に刺激され、たまらず一口ガブッと行くと、皮の中に詰め込まれたお肉の圧が噛むごとに舌の上で開放されます。あとはお肉の旨味とお塩とスモーク・スパイスの豊かな風味を感じる以外にあなたにできることはありません。
そんなソーセージがお家で食べられたら、嬉しくないですか?
それでは、まずはじめに粗挽きソーセージとベーコンを使ってのBLTサンド。
王道の粗挽きソーセージ(2本 360円)はさすが王道、先程想像していただいた通りのものですよ。
パリッ!!
さらにこのうまみ広がる熟成燻製ベーコン(160g 1080円)がすごい。通常よりも少しだけ厚めにスライスされ、ただフライパンで炒めるだけでもとてつもなく良い香りがするのです。
いつものサラダにこのベーコンを散らしただけで、全体のレベルが底上げされて、あのカフェで食べるコブサラダプレート並に美味しくなります。
ソーセージとして今回試したのは
バジル香るソーセージ(2本 360円)
これが!!素晴らしいものでした。お肉の美味しさもさることながら、生ソーセージの面目躍如、バジルの香りがとてもフレッシュで、かつソーセージ全体から満遍なく薫ります。食べる前からも良い香り、食べている間はお口の中にも鼻にも抜けて、食べ終わってすらも、バジルの爽やかな香りがたまりません。普通にグリルしてバターロールに挟んでケチャップをかけていただくだけで、五臓六腑に染み渡る美味しさです。ということで、ソーセージとしては最高におすすめで、煮ても焼いても美味しくて使いみちに困ることがないので「バジルソーセージのみ10袋20本で3600円のギフト」の提案をしようとすら思っていたくらい大ファンでしたが、残念ながら現在販売終了とのこと。ただNicklausさんは季節商品や新商品が次々をあらわれるので、次のメニューに期待しております。
フェンネル香る焼きソーセージ(2本 920円)
これは・・・。フェンネルの香り自体はさすがのニクラウスさん、非常にビビッドに感じられるものなのですが・・・。うん、フェンネルがすごく好きな人には刺さる商品なのだと思いますが、自分には刺さりませんでした。今回のセットの中で唯一微妙な感想。
ということで、試した中でベストソーセージとして、前回もお伝えしたグリーンハバネロのレビューをもう一度。
グリーンハバネロの生ソーセージ 460円
生ソーセージにて要加熱。といっても魚焼きグリルでじっくり火を通せばジクジクパリッと余計な脂の抜けたグリルドソーセージに。ハバネロやハラペーニョの刺激と風味が好きな方は絶対に食べたほうがいい。ベースの豚肉のお味が良いのはもちろん、さすがの生ソーセージでハバネロの香りが中に閉じ込められており、一口かじった瞬間に香りがフワッと立ちます。これも配合が素人が真似できない神の領域、肉の旨味を最大限に活かす範囲でハバネロを仕込んであります。
全体として、ホットドッグ用の美味しいグリルソーセージが一本180−230円と考えれば手を出しやすい範囲ですし、バジルソーセージのギフトに代表されるように、もらった相手が非常に重宝する、日常を1ランク上げてくれる、使いみちに困らない食材として最高のギフトになります。各個包装で冷凍というのも使い勝手良く嬉しいところ。ひとつだけ自分には不得手なものがありましたが、基本的にNicklausさんの商品にはハズレ無し。自分用に、ここぞという時の手土産に、時候の挨拶に、とっても重宝するNicklausさんのご紹介でした。
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