美味しいお店情報を漁っていると、出てくる候補の数に比べて行けるチャンスがとても少なく。あそこも行きたい、ここも行きたいという思いだけが山のように募ります。
そんな中で、魅力的な写真とともにランチコースの構成が素晴らしいお店を見つけました。曰く、そられのそ、そられのら、そられのれというコースがあると。人の行動って不思議なもので、なぜかどうしようもなく惹かれてしまいました。
<スタッフの方に撮影・掲載ご許可いただきました>
アクセス
JR浜野駅から歩くと18分くらい?駐車場も10台分あり、お車が最適。
料金
そられのやさい 1870円
そられのそ 2310円
そられのら 2530円
そられのれ 3080円
そられのときどき 2750円
体験レポート
浜野駅とおゆみ野駅の間くらい。穴場のお店がある雰囲気。
いわゆる古民家再生カフェで、隣にはそれを得意とするらしいハウスメーカーさんがショールームを出しています。モデルハウスを兼ねているのでしょうか、梁をきれいに出した趣のある内装です。
ランチのコースから、今回はそられの「そ」と「ら」と「やさい」と「ときどき」。「そ」「ら」ときたら「れ」じゃないんかい、というツッコミがどこからともなく聞こえてきそうですが。
まずは全コース共通のスムージーと前菜盛り合わせ。
ほうれん草とトマトりんごライムのスムージー、赤カブのボルシチ、ごぼうのムース、白菜の煮浸し、豚肉のパテ、きのこのソテー、かんぱち+泡の醤油、ゆず大根、じゃがいもコロッケにお豆腐。野菜を中心に肉と魚がバランス良く入っていて、満足感もありすっきり感もあり。ひとつひとつのお野菜の味がさまざまな料理法によって素晴らしく引き出され、小さいながら記憶に爪痕を残すお味です。
これもコースに共通の大根とさつまいものスープ。
お野菜はこうも美味しいのかと思える一皿。大根の甘さとさつまいもの甘さが性質の違いを主張しつつ重なり合って奥行きのあるコクを醸します。
そられの「そ」ビーフハンバーグステーキ。
柄が取り外せる大きめスキレットでの提供。厚みのあるお肉はややレアで柔らかく、そのままでも十分味わいがあるものをポン酢をちょいと付けていただきます。大人も子供も満足できるハンバーグ。
そられの「ら」真鯛のポワレ。
皮目カリカリ中身はしっとり、下にはたっぷりのグリルお野菜と紅芋のマッシュポテト。赤ワインソースは何も邪魔せずまるっと全てを包み込む。一緒にいただける焼き立て自家製パンが魚と同じくらい外はカリッと中はふわふわで美味しいのです。
そられの「やさい」ロールキャベツ。
こちらも見た目に豪華&ボリューミーな深型蓋付きフライパンでのご提供。たっぷりのお野菜とロールキャベツ2つがそれらの旨味を極力逃さないようにグツグツ煮込まれて。上にかかるベシャメルソースとチーズも小憎らしいほどのナイスサポート。ランチコースの中で一番お値段の安いコースながら、最も端的にこちらお店の良さが体現されているものと感じました。もちろんスープの一滴だって残すものかとお鍋の底まできれいきれい。
そられの「ときどき」ポークカツレツ。
分厚いトンカツは衣薄く脂少なめもパサつきは一切なし。ソースか塩でいただきます。これも美味しいけど野菜のほうが美味しいので困ってしまうのです。
最後にコース共通「デザートの宝石箱」。
浦島太郎の玉手箱のような器のふたを開けるとガトーショコラ・ぶどうのムース・苺のソルベがどどんと納まっています。中でもぶどうのムースが鮮やかな酸味があって美味しかったですねぇ。ガトーショコラがフルポーションで、割としっかりとしたボリュームあり。
やさいの中に含まれる水分というのはこんなに美味しいのかと感じ入ります。例えるならば無水カレーを食べた時に感じる甘み、旨み、驚き。しみじみ噛み締めながらお腹いっぱいになれました。
ごちそうさまでした。
営業時間・電話番号など
名称: 和フレンチ&カフェ そられ
住所: 千葉市緑区古市場町618-1
電話番号: 043-308-7910
営業時間: [ランチ]11:00〜15:00(L.O) [ティータイム] 14:00〜17:00 [ディナー]17:30〜21:00(L.O)
定休日: 日曜・月曜
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