インスタのお料理の画像、お犬さまの画像に惹かれ訪問の機会を探るも、ある日はランチ営業のみ、ある日はディナーのみ、またある日はお休みとつかみどころのない営業形態。なかなか合う日がありません。
それでもこんなにもこのお店の玉ねぎメニューに惹かれるのは、生まれる前から決まっていた運命の出会いとしか思えませんでした。
アクセス
京成みどり台駅、JR西千葉駅ともに歩いて5分程度
料金
玉ねぎタルト 650円
牛すじとしいたけの花椒正油煮込み 680円
そら豆のリゾット 1380円
エゾシカのラグーとじゃがいもの重ね焼きグラタン 1480円
発酵白菜と豚肉と春雨煮込み 1200円 ほか
体験レポート
西千葉のZiegel&花楽里や甘味処楓などが立ち並ぶエリア。学生街ならでは、独特ののんびりした雰囲気があります。
席はカウンター6席と2人テーブルx2。いい意味で店主のコントロール下に置かれていて心地よい。モダンコンセプトなお店のロゴ、ライティング、流れている音楽、さらにはキッチンの配置や各種道具の”見せる”収納など、随所にセンスの良さが溢れています。
恋い焦がれていた玉ねぎタルト
玉ねぎってこんなに旨みの濃いものでしたでしょうか。Veggieだからこその大地の恵みを感じる滋味深さがある中で、さらに複雑な旨さが煮詰められています。いったい何をどうしたらこのお味になるんだろう。
牛すじとしいたけの花椒正油煮込み
がらりかわって和風+中華。牛すじと椎茸といった煮込みの鉄板素材二つの正油煮込みに、花椒のフワリとした香りとしびれ感、さらに八角の特徴のある風味がうまいこと溶け合っています。日本酒や紹興酒を好む人にはたまらんでしょうな。
そら豆のリゾット
季節のそら豆のチーズリゾット。日本のいわゆる白米を炊くのとは大きく違うお米の弾力が心地よいです。驚くべきはここまでフレンチ・和中華・イタリアンときている店主のレパートリーの広さでしょうか。
エゾシカのラグーとじゃがいもの重ね焼きグラタン
さらにここでイギリスからシェパードパイの参戦です。鹿肉の臭みは全くなく、ギュッと締まった挽肉がなるほどこれが鹿かと思う程度。もはや鹿肉だから美味いのか店主のスキルで美味いのかわかりません。
発酵白菜と豚肉と春雨煮込み
最後にこれ、シンプルっぽい見た目に反してこれはすごい逸品です。発酵白菜とは初めて聞きましたが、考えてみれば白菜の塩漬けは発酵しているから美味しいもの。その白菜と豚肉と春雨とお豆腐を、お酢を効かせたスープで煮込み、花椒の風味を添えて。酸辣湯がお好きな方ならば必ずやみつきになること請け合いです。
料理が超絶上手なお友だちのお家に遊びにいって、美味しく楽しく気持ちのいい時間を過ごさせていただいたような心持ち。何を食べても美味しかったし、季節のものを取り入れてメニューが時々変わるので、今後ちょいちょいチェックしに行きたいと思います。
ごちそうさまでした。
営業時間・電話番号など
名称: キッチン 良き日
住所: 千葉市稲毛区緑町1-16-15 山崎完店舗2号
電話番号: 043-307-4568
営業時間: インスタ参照
定休日: インスタ参照
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