知る人ぞ知る名店。
隠れ家カフェ。
そんな表現がぴったりな西千葉のZiegelさん・花楽里さんのご紹介。
根強いファンが大勢いるので、知っている人には何を今さらと言われてしまうでしょうか。
2つのお名前が併記になっているのは、パン屋さん部門がZiegelさんでカフェ部門が花楽里さん、それぞれ独立しつつ同じ建物内に同居しているから。
花楽里さんでZiegelさんのパンを生かしたカフェメニューがいくつかいただけます。
実はこのZiegelさん、以前亀井町にあったときに近くに住んでいて、足しげく通っていた時からのお付き合い。うちの子供達の体の3分の1はここのパンでできていると思う。
<スタッフの方に撮影・掲載ご許可いただきました>
アクセス
JR西千葉駅と京成みどり台駅のちょうど真ん中、上記両駅から徒歩5分。住宅街に隠れるようにひっそりと、センスの良い建物がお出迎え。
駐車場の用意はないとのことで、車で行った時は徒歩1分のコインパーキングが空いていることが多いのでここに停めます。
地図については公式ホームページご参照ください。
料金
ーZiegel部門ー
Ziegelのピザ 350円
ツナバジル 170円
Ziegelメロン 180円
手ごねパン クランベリーくるみ・レーズンくるみ 280円 など
ー花楽里部門ー
ドリンク 400円-630円
デザートセット 880円-1200円
日替わりパンプレート ドリンク付き1100円
ポットパン 単品800円-
カレー 単品900円-
シーフードグリーンカレー 単品850円-
タコライス 単品850円-
トースト 300円- など
体験レポート
ドアを開けると右側にZiegelさんの棚、左側に花楽里さんのカフェスペースが見えます。正面奥にはキッチンとパン工房。
店に並ぶとりどりのパンは帰りに買うことにして、まずは座ってカフェメニューを眺めます。
食事時であればZiegelの丸形パンの中をくり抜いてシチューで満たしたポットパンが好物なのですが、今日は微妙な時間に伺ったのでケーキセットをいただくことにしました。
ケーキは6種類から。
今回はシフォンケーキにしました。
ドリンクはカフェラテを選びます。ラテでないといけない理由があるのです。
これです。
はりねずみ、いぬ、ねこ、くま、ぶた、さる、いのしし、やぎ、男の子、女の子に加え、「自分で描く」。
お好みのラテアートを描いてもらえます。自分で描くのも楽しいのですが、前に一度自分で描いたものを思い出し、とても人様にお見せできるものではなかったため、今回はおすすめの「はりねずみ」と「いぬ」をお願いしました。自分で描く時はもちろん描く道具は貸してもらえますし、上手に描くコツも教えてもらえますよ。
そうこうするうちにシフォンケーキが到着。
どうでしょうこれ。看板に偽りなしどころか、メニューの写真よりも美しくないですか?
真ん中にシフォンケーキ、周りにアメリカンチェリーとザクロ、オレンジと選りすぐりのフルーツの盛り合わせ。
クリームもミルク感多めでしっかりとした存在感があり、ふわふわと濃厚の饗宴です。
爽やかなフルーツを間あいだに挟みつつ、シフォンケーキでなめらか濃厚クリーム、飽きることなくペロリと平らげました。
食べている間にラテが到着。
はりねずみ
いぬ
ラテアートは2次元を超えて3次元に。どこから口をつけて良いものか考え、なるべく崩さないように足元から。
風味豊かながら苦すぎず、砂糖を入れずともほのかに甘いラテをいただき、最後カップの底まではりねずみさんは元気でいてくれました。
一つの仕事をやり遂げた満足感。
まるっと平らげ一息ついて、パンをいくつか買って帰宅。
私が好きなのはメロンパン、ピザ、パストラミサンド、レーズンクリーム、手捏ねクランベリーくるみ、バターロール、そして食パンですが、日によって品揃えが異なるので、いろいろなものを試してみるのも楽しみの一つです。
順番に写真でご紹介。
まずはメロンパン。食べるときに軽くトーストすると、外側カリッと内側しっとりが際立ちます。食べるときに通常のメロンパンと違って周りに飛び散らないのも地味に嬉しい。
ピザも人気。パン屋さんのピザならではで、クリームとチーズが比較的しっかりと具を支えてくれるので、食べやすいです。
ツナバジルはバジルを練り込んだ生地の中にツナがこれでもかと入っています。
最後に、Ziegelさんのsigneture、手捏ねパン。クランベリーとくるみがごろごろ入っていて、ハード系のパンが好きな人にはたまらない。
今回はちょうど売り切れてしまったので残念ながら購入できませんでしたが、ここの真骨頂は食パンに現れていると思っています。
変な分類ですが、パンに男と女があるとしたら、男パン部門で千葉グランプリが取れると信じます。
無骨な食パンですが、それだけに小麦の力が強い。耳がガリガリと粗く、噛むと小気味よく歯を押し返すような弾力があり。ちょっと多めにバターやはちみつをかけても、それらに負けず十分小麦の旨味を味わわせてくれる。
店主の頑固さ・職人気質を映したシンプルかつ真似のできない逸品だと思っています。なめらかしっとり生食パンが大流行の今ですが、近い将来そこからの揺り戻しで「質実剛健 男の食パン」としてそのうち注目されると思います。
ジェンダーフリーの時代ではありますが、男性の良いところ(Ziegelさん)と女性の良いところ(花楽里さん)が溶け合うとこうも素晴らしいものができるのか、と嬉しくなったひとときでした。
ごちそうさまでした。
概要
名称: Ziegel・花楽里
住所: 千葉市稲毛区緑町1−24−13
営業時間: 9:30-20:00
定休日: 月曜日
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