よく通る千葉南警察近くの道に、比較的目立つ看板。店名「レストラン結」、曰く「2日前までの完全予約制」と。
もちろん混んでいて予約必須のお店の経験はありますが、2日前までに予約しなければ開けてくれないお店って初めてです。どんな頑固オヤジがいるのかとビクビクしながら・・・。
<スタッフの方に撮影・掲載ご許可いただきました>
アクセス
京成おゆみ野駅より歩いて25分程度
料金
ランチコース 3200円コース、4300円コース、7300円コース
ディナーコース 6600円コース、11000円コース、16500円コース
体験レポート
予約は電話かメールで。お値段4300円のランチコースを予約してみました。
まさに一軒家レストラン、隠れ家の雰囲気満点です。この時点で頑固オヤジではなくほんわかと優しい雰囲気の男性シェフであることに安心。
前菜の盛り合わせ(真鯖のあたま、茹でタコ、桜鯛の白子、おこぜのフリット、サバの身の炙り、ウリ坊のリエット、イサキのカルパッチョ、ノルウェーサーモン)
お魚に自信があって、一つ一つ丁寧に作られていることがわかります。そしてやはりこの中で目を引くのが鯖の頭!!
食べるところは、あるのです。こういったフレンチで手を使ってバリバリ骨を解体して良いのかちょっと戸惑いましたが、そっと置かれたお手拭きの意味を汲み取り、全力で取り組みます。
猫またぎと言われるよう、一片の身も残さずに食べつくしましょう。頭周りの身って本当に美味しいですよねぇ。そして自分で手を使って解体して食べるのは、まるでショーに参加しているような楽しさを感じます。
続いてマトウダイのポワレ サフランソース
お魚のフワッとした身も良かったですが、それ以上につけ合せのきのこ類に遊び心が。ヒラタケ、エリンギ、なめこ、しいたけ、生キクラゲ、えのき、舞茸と、それぞれちょびっとずつながらきのこ図鑑の如き勢揃い。こういった遊び心って食べる側にも楽しい気分が伝わります。
旭市もろかわさんが育てた牛肉でつくったローストビーフ 粒マスタードソース
このローストビーフ、普通のものよりも厚みとボリュームがすごい。肉汁の滴りとともに、ガブリゾブリと”歯を使う”喜びを感じることができます。つけあわせのタケノコのフリットも素敵な春の歯応え。また、このコースでは前菜にフォカッチャ、鯛のポワレにベーコンパン、このローストビーフに竹炭パンがついてくるのですが、いずれも自家製・焼き立てで、料理に合うように計算されているようです。
デザートプレート
ファーブルトンというブルターニュ地方の伝統的なお菓子とのこと。中にドライアプリコットの入った厚焼きクレープ。初めて食べるお菓子に心が踊ります。
こだわりの山口県萩市の魚介類、手で骨周りの身を刮げ食べること、ちょっとずつ色々キノコの食べ比べ、新鮮なお魚の身を厚切りボリュームでいただくこと、生肉の風味を残したローストビーフ、パンと料理の相性、フランスの伝統的なお菓子。ひとつのコースの中にこれだけの遊び心が詰め込まれ、楽しい気持ちで素敵なランチをいただくことができました。気づいていない仕込みがあるかもしれません。また今度遊びに行きますね。
ごちそうさまでした。
営業時間・電話番号など
名称: レストラン 結
住所: 千葉市緑区おゆみ野中央8-17-16
電話番号: 043-293-2478
営業時間: 11:30~14:00(ラストオーダー13:00)、17:30~20:00(ラストオーダー18:00)
2日前までの完全予約制
定休日: 不定休
コメント