テレビでも紹介されたことのある有名店で。
今日ちょうど時間が空いたので、予約のお電話をしてみたところ、
「あの、20分後に5人で伺いたいのですが」
「はい、お気をつけてどうぞ。」
「え?席の予約はできますか?〇〇と申します」
「はい、お気をつけてどうぞ。」(プツッツーツーツー)
えーとこれは・・・予約取れてますかね?
実は去年の年越しそばをここでお願いした時に、わら半紙に鉛筆書きでチャチャッと書きつけただけで「はい、大丈夫ですよ!」と言われて、一抹の不安を抱えつつも時間通りにお店に行ったところ、不思議とスムーズに受け渡しができたということがありまして。このお店がとてもライトでトラディショナルなお互いの信用ベースのスタイルだということは知っていたのです。
やはり一抹の不安を抱えつつお店を訪れたのですが、ちゃんと予約、されてました。「Reserved」って札が席に置いてありました。
でもちらりと女将さんから「ホントはお昼の予約ってやってないんですけどね。席の予約ができるのは夜だけなの。」
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>そもそも予約やってなかった<
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そんなところも好き。
<スタッフの方に撮影・掲載ご許可いただきました>
アクセス
千葉モノレール 天台駅から徒歩5分。作草部駅から7分。
作草部駅から天台駅に向かって進み、ブリジストンの赤い看板を目印に左折。
途中に長寿庵がありますが、ぐっと堪えてさらに1分ほどすすんだ右側。
料金
冷やしかけそば 1200円
冷やし揚げなすそば 1750円
とろろそば 1520円
2色せいろ 1410円
天せいろそば 2160円 ほか
体験レポート
光の差し込む一番広いお席を取っていただいていました。
着席してすぐに次々2組のお客さんが来て、waitingに並び始めます。さすが人気店。
以前いただいて美味しさに打ち震え感動した鴨汁セイロそばは期間限定10月から4月までということで、現在はやっていません。まぁやっていたとしても「鴨汁セイロの撮影ご遠慮ください」なのですが。
なぜ数多あるメニューの中で鴨汁セイロのみ撮影禁止なのか、食べてみればきっとおわかりになるはず。お楽しみに。
冷やし揚げなすそば
キリッと冷やされた麺とおつゆの中に、おつゆを凍らせた氷がいくつか。溶けてもつゆが薄まらない工夫です。火照った身体をキュンと冷やしてくれますね。
とろろそば
とろろは薄めの鰹だしで溶いてあり、さらさらとしています。ここに横にあるそばつゆを入れてお好みの濃さでツルリ。お味的にもとろろの分量的にも、そばととろろ汁を1:1くらい、とろろ汁多めで「飲む」感じ。
天せいろそば
ここの天ぷらは油っぽいという口コミもあるようですが、こだわりの2種類のお塩で食べ比べたり、揚げ玉のような感覚でお蕎麦に合わせて頂いたり、種類も多めで堪能できます。あくまでもお蕎麦がメイン。
2色せいろ
こちらのお蕎麦は日替わりで本日は「本粗挽き」「田舎」「吟醸白雪」「変わりセイロ」「極上粗一本挽」「細打ち」の6種類!!があるとのこと。
今回はおすすめでお願いしたところ「細打ち」+「極上粗一本挽」の2色でした。
この2種類だけでもぜんぜん違うもの。特に「極上粗一本挽」が面白い。かろうじてお蕎麦のカテゴリーに入るかな、という噛み心地です。
コシでも硬いだけでもなく噛みごたえとお蕎麦の香り。塩で食べてみてと色々なお塩を出してくれるのは面白いのですが、黒い岩塩は硫黄の香りが立ちすぎて一回試せば十分。きれいで余分な香りのないお塩を使って、お蕎麦の甘みを楽しみます。でもやはり蕎麦つゆが美味しい。白いお塩と蕎麦つゆで行ったり来たりしながらぺろりと食べ終わってしまいました。
まだちょっとお腹に余裕があるかもと思っていたところで、最後に出てきたのがこちら「蕎麦湯」。
他のお店では見たことのない、クラムチャウダーのようなトロリとした蕎麦湯です。
これをおつゆの中に入れると、
とろみのあるスープが出来上がり。最後にお蕎麦の香りを存分に楽しめつつ、お腹の空き具合を調節できる便利アイテムでした。
この中で、一番満足感があったのは一番シンプルな2色せいろ。たぶん、ここの作り手さんはお蕎麦のことが大好きで大好きで、蕎麦の種類や形、味付けを変えてお蕎麦そのものの変化を楽しんでもらいたいと思っていて、その想いに沿うのが一番満足度の高い楽しみ方なのではないかと感じました。ということで、次回はぜひ6種類全制覇をしてみたいと思います!!
あと10月になったら鴨ですね。これはまた別格。
ごちそうさまでした。
概要
名称: 遊蕎心 泰庵
住所: 千葉市稲毛区作草部1-9-14
電話番号: 043-256-2828
営業時間: 11:30~15:00、17:00~20:00
定休日: 月曜15:00〜、火曜、第2水曜
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