夏休みの自由研究という、子供よりも親の力が試される試練がありますね。
子供に任せて放っておくと一向に進まないし、親が手を出し始めると子供はサッと手を引いてしまい、当事者蚊帳の外でどんどんプロジェクトが進んでいく。そうでなく夏休みの自由研究を終わらせられたご家庭があるとすれば、それはやり方が素晴らしく上手か、お子様が素晴らしく素晴らしいか。
前回三番瀬学習館に伺った時に、頼りになるお兄さんお姉さんが子供の相談に乗ってくれるということで、これはもう終わったも同然と安心しておりました。
ところがしかし!! 先日子供に(具体的に)何をやりたいか聞いてみたところ、「三番瀬でカニをたくさん捕まえる!!」と。「持って帰ってくる!!」
捕まえて、どうするんだと。飼うのか、解剖するのか、実験等で生態を調べるのか。小1時間ほど問い詰めようとしましたが、すかさず小僧は能面モードに。出ましたこれ、叱られている時にそれをやり過ごすモードですよ。そんな顔する必要ないのよ、怒ってるわけじゃないの。
まぁ、まだ時間はあるので、ひとまず本人の希望通り捕まえて、水槽に入れて1週間飼って、観察日記かければ良し、書けなくとも1週間後には返しに来ましょうと。まずはやってみましょうということで。
ふなばし三番瀬学習館、2回目の訪問です。
<スタッフの方に撮影・掲載ご許可いただきました>
アクセス
今回は京葉道路原木ICから行ってみました。
原木IC降りて(見づらくてすみません)
左に進むと比較的広い道路
道なりまっすぐ進み、海の間近で左にぐいーっと曲がるとすぐです。
日曜日だったからか、全然混んでいませんでした。
料金
環境学習館については一般 400円、高校生・大学生 200円、小学生・中学生 100円
今回ひがた忍者道場は特別展示につき常設展とセットで一般 700円、高校生・大学生 500円、小学生・中学生 400円
時間での予約制ですのでお気をつけください
体験レポート
今回意気込んで9時過ぎには到着したわけですが。海はこのような様子。
あれ?前回と違う。前回は遠くまで湿った砂浜が続いていたのに。海には満潮干潮あるのですよね。うん、知ってた。
しばらくの間、足首までの深さの海で生き物を探してみましたが、
見つからない&見つかっても捕まえられないということで、早めにギブアップ。
足を洗って、時間を潰しに船橋駅近くにランチに行きまして、帰ってきました。
まだ干潮までは時間があるので、学習館の特別展示「ひがた忍者道場」に向かいます。
学習館2階、特別展示場。
手を洗い検温をし、靴を脱いで会場へ。中には所狭しと遊具やデジタル展示が並びますが、全体的にやや低い。普通の建物の中で天井までの高さで作っているのですから、まぁそうなりますわね。
海藻の中で身体を隠す遊び「海そう隠れの術」
どこに隠れているか、わかりますか?
ヒトデの格好をしてボルダリング「壁のぼり術」
時間内に4つの光るボタンをタッチするゲーム「ジャンプ術」
似た模様の布を使って背景に隠れるゲーム「砂隠れの術」
子供がやったカモフラージュ。
私がやったカモフラージュ。敗北を知りたい。
ブロックや筒を組み合わせた迷路の中を縦横無尽に動き回る「じごくの巣穴修行」
このように私もしっかりと楽しんでしまいましたが、この特設展示「ひがた忍者道場」、幼稚園〜小学校低学年までが最も楽しめる年齢層なのではないかと思いました。小学校高学年以上だともう筒に身体通らないですからね。
ひがた忍者道場を卒業して、再度海に向かいます。今度は、干潮!!
ピタッと30秒動かないでいると、面白いように足元から十匹以上のカニが出てきます。1時間ほどで多くのカニとよくわからない白いエビ、ヤドカリとタニシのようなものを収集し、学習館に向かいました。
予定通り2階の学習スペースでスタッフのお兄さんに相談すると、カニは「コメツキガニ」、エビっぽいのが「ニホンスナモグリ」、ヤドカリは「ユビナガホンヤドカリ」、タニシが「アラムシロ」だと教えてもらえました。さすが。種類の同定に不安がないというのは心強いです。
子どもたちもかぶりつき。
ひとまず水槽に流木とたっぷりの砂と海水、上記の生き物たちを入れて帰ります。うちではあとブクブク入れるくらいしかできないですね。
コメツキガニは潮の動きがないと食事ができなくて死んでしまうと教わりましたので、海水を入れたり捨てたりして人工的に満潮干潮を作ってみたいと思います。また子供そっちのけで大人が夢中になってしまいますが、それもまた一興。
三番瀬での一日、楽しかったです。相手してくださったスタッフのお兄さん、ありがとうございました。
概要
名称: ふなばし三番瀬環境学習館
住所: 船橋市潮見町40番
営業時間: 9:00-17:00
定休日: 毎週月曜日
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