千葉のお店で地元千葉の食材を使う、いわゆる千産千消を売りにしているお店。
もちろん新鮮だったり生産者さんの顔が見えて信頼性があるという地元ならではのアドバンテージはありますが、昔と違って千葉でしか手に入らないものがそうそうない以上、そういったお店では素材のポテンシャルを最大限に引き出す調理方法について勉強になることが多いです。
美味しいものを戴けて勉強になるとはなんとお得なことでしょう。
<スタッフの方に撮影・掲載ご許可いただきました>
アクセス
JR千葉駅から歩いて5分
料金
Pranzo A (前菜盛り合わせ、フォカッチャ、パスタ、デザート盛り合わせ、ドリンク) 1850円
Pranzo B (前菜盛り合わせ、フォカッチャ、メイン、デザート盛り合わせ、ドリンク) 2200円
Pranzo C (前菜盛り合わせ、フォカッチャ、ハーフパスタ、メイン、デザート盛り合わせ、ドリンク) 2950円
体験レポート
日曜日の昼、すでに予約で一杯ですの札がかかるドアを開けて悠々と2階に進みます。
本日のランチよりAコース(パスタ)かBコース(メイン)を選択。
前菜盛り合わせ
さつまいもと卵のオムレツ、3種の野菜のピクルス、タラとひよこ豆、鶏肉ねぎソース、アサリとイカのカチャトーラ。いずれも千葉の素材を使っているとのこと。千産千消と聞くと、美味しく食べているだけなのに何かに貢献しているような気になるから不思議です。
自家製フォカッチャ
手で摘んでお顔のそばに近づけた時に力強く薫るオリーブオイル。フォカッチャの温度も歯ごたえも塩加減も、オリーブオイルの良さを全力で引き立てています。お上手。
高梨農園産緑野菜のジェノベーゼ
ジェノベーゼにはバジルを効かせた爽やかバージョンと松の実と塩を効かせたしっかりバージョンの2種類あると思うのですが、これは後者の最上級。一巻き一巻きの纏まり具合も、お腹への収まり→食後の満足感も良好です。ちなみに高梨農園さん、若葉区の畑に直接伺ったこともある我々もお気に入りの農家さんです。
千葉市産鶏もも肉と芽キャベツのトマトソース
芽キャベツはあの苦味がちょっと苦手なのですが、こちらは使用している量もちょうどよく、苦味は確かにありながらもフワッと通り抜けていくようにしている巧みな配置。
千葉市産里芋とベーコンのクリームソース
クリームソースはミルク感しっかり、そこに粘り少なめホクホクっとした里芋とベーコンがたっぷりと乗っていて、クリーム系なのに最後の一口まで全く食べ飽きません。
豚ヒレ肉のソテー タプナードソース
安定のオリーブ&アンチョビ&バルサミコソース。お肉は歯を立てるとズゾゾプツリと小気味よく噛み切れます。タプナードソースがお肉と野菜の橋渡しをしてくれて、一体感のある一皿になっていました。
デザート
4種類の甘みが楽しめるデザート。ベリーの甘酸っぱい甘み、紫芋のまったりとした甘み、ガトーショコラのホロ苦い甘み、ラムレーズンの芳醇な甘み。それぞれ少量ながら濃厚で、一緒に戴いたエスプレッソも喜んでいました。
一つ一つのお料理の完成度が高く、こんな料理を作れるようになりたいと思うと同時にその高みに気が遠くなる、素敵なお店でした。
ごちそうさまでした。
営業時間・電話番号など
名称: EST! Prossimo
住所: 千葉市中央区新町22-22-3
電話番号: 043-248-7010
営業時間: 【1階】 11:00~14:00(L.O)、17:00~23:00(L.O)
【2階】11:00~14:00(L.O)、17:00~22:00(L.O)
【Cafe time】 14:00~17:00(土日祝のみ)
定休日: 不定休
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