まだまだ発展を続ける未来の街、幕張のパティオスにあるフレンチ。電線が地下に埋められていて電柱がなかったり、基本駐車自由な道路から作られる独特の雰囲気の中にしっかりと調和した素敵なお店です。
敷居が高いところだと困るので、お客さんが少なめの開店時間すぐを狙ってみたりして。
アクセス
JR京葉線海浜幕張から歩いて15分程度
料金
Menu B(前菜、スープ、メイン、デザート、ドリンク) 2150円
Menu C(前菜、魚のファルシー、メイン、デザート、ドリンク) 3500円 など
体験レポート
開店して15分、先客2組もまだお席に余裕あり、気持ちよく迎え入れていただきました。
お店の中は窓が大きくとってあって明るく、比較的お席からキッチンまでの距離が近い配置となっています。
今回は初めてなのでBメニューで。
ここで一つ衝撃が。ホールの方がオーダーをキッチンの中にいらしたマダムにお伝えされていた時に、キッチンが近いこともあってかこちらにしっかりと聞こえる厳しい声で「ドリンクの注文はなしってこと?ドリンクなしなのね?」と確認されていました。ランチメニューにはワンドリンク制とは書かれておらず、またランチコースには食後とはいえ飲み物が付いているので、食前の飲み物を別注文する必要は必ずしもないと思っていたのです。あとでお店のホームページを見たらトップページには記載ありませんでしたが、一階層下の各種メニューを掲載しているページに「ドリンクの注文にご協力をお願いします」、ACCESS&INFORMATIONに「当店は仕入れた食材を調理し料理としてご提供するとともにワインなどのお飲み物の提供によって生業っているお店でございます。食事とともにお飲み物のご注文も是非お願いいたします。」という記載あり、これかと分かりました。一方でホームページを見ないで来店した客としては店内・店外メニューのどこにも書かれていなくて・・・もしかしてフランス料理店のランチはどこでもワンドリンクが常識?常識はずれの恥ずかしいことをしてしまった?とか色々と考えてなんだか情けないやら申し訳ないやら。この件が自分の心に小さいけど鋭いトゲのように刺さり続け、折角の美味しいお食事中も気になって仕方がありませんでした。
気を取り直してまずはリストから一品ずつ選べる前菜から。
ソースの線が芸術としか言いようがありません。最近で言うと前澤さんが買ったことで有名になったバスキアの絵のようなモダンアートを初めてみたときのような「これ私でも描けるかもしれない」という第一印象と、その印象とかけ離れた実情。それを惜しみながら崩していただくお料理の美味しいこと。4枚目はレバームース。全く臭みのないレバーのコクがレーズンの甘みと並走してすっきりと消えていく、飽きない美味しさを厚切りのボリュームで、しっかりと満たされることができます。
続いてスープ
タピオカとコンソメジュレが入っていて、ぷるぷるフルフルと面白い口あたり。
メインのミックスグリル
仔羊のハンバーグ、生ソーセージ、ハーブ鶏もも肉の燻製。たっぷりのお野菜もあり気持ちよくいただけるお料理でした。マスタードソースが大人のお味。
デザート
パフパフした食感のガトーショコラ。小豆のシャーベットと一緒に。食後のコーヒーにしっかりと寄り添います。
幕張パティオスのラ・キュイジーヌ・ドゥ・カズさんに伺いました。たぶんランチコースとは別にワンドリンク制(もし違ってたらご指摘下さい)。ホームページ要熟読。料理は素晴らしいものでした。こんな申し訳ない思いをする人が一人でも減るように恥をしのんで情報共有。
ごちそうさまでした。
営業時間・電話番号など
名称: ラ キュイジーヌ ドゥ カズ
住所: 千葉市美浜区打瀬2-10 パティオス15番街
電話番号: 043-296-8822
営業時間: 11:30~15:00、18:00~22:00(L.O.19:45)
定休日: 水曜・第2火曜
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