お蕎麦って、あんなに単純な構成のお料理なのに、お店によって味が全然ちがうって不思議ですよね。
その不思議を存分に味わえるのがこの貴匠庵さんです。
出会いは数年前、千葉そごうの催事場、千葉フェアのようなイベントがあったのだと思いますが、そこに貴匠庵さんが出店されていました。
鴨せいろとデザートの「蕎麦甘(かん)」をいただいて美味しさに打ち震え。後日店舗に行ってみて、蕎麦膳の完成された世界にさらに衝撃を受け、現在まで事あるごとに通わせていただいております。
<スタッフの方に撮影・掲載ご許可いただきました>
アクセス
場所は昭和の森公園入り口至近なのでわかりやすいですが、最寄りの土気駅から歩くと20分くらいかかるので、基本的には車推奨。昭和の森公園やホキ美術館とセットで楽しむのが良いのではと思います。
体験レポート
窓際の小窓沿いのお席です。窓から綺麗に整えられた庭木が見えて気持ち良い。
コロナ吹き荒れる今、テーブルの上には消毒やマスクなどの注意書きが。しっかりと対策されているようで安心です。
今回は、湯葉と蕎麦のセット(¥2200)と鴨せいろ(¥1680)をオーダー。
まずはそば豆腐。
全体はお蕎麦の香りのするお豆腐に鰹ダシのよく効いたあんかけが掛かっていて、ワサビが乗っている、というものなんですが。
ここからすでに不思議ワールド。このワサビが、なんでしょう、辛いというよりも甘い。ワサビ全量摂取、ともすればお代わり所望です。豆腐とあんかけだけで食べた時と全然違う。ご存知の方は、炊きたての白米にワサビをたっぷり混ぜ込んで、辛い甘い美味しいとムセながら食べるワサビ飯を思い浮かべていただければ分かっていただけるかも。
お次はこれ。生湯葉の刺身。ワサビの美味しさもさることながら、汲み上げ湯葉とたぐり湯葉でしょうか、ほとんど成分には違いがないはずなのに、なぜこんなに食感食味が違うのでしょう。
真打そのいち。湯葉と蕎麦のセット。
このゆば天ぷらも面白いのですが、やはりお蕎麦のインパクトには負けましょう。
香りも伝われ!!お蕎麦だけでも美味しい。
真打そのに。鴨せいろ。
こっくりと滋味深く、少し甘目。中を見ると鴨とネギがたっぷり。少々食べてもなくなりません。
どちらも美味しいので、めんつゆにつけたり、鴨のおつゆにつけたり、行ったり来たり行ったり来たり。
はぁー、どちらで終わろう。
食後の蕎麦甘(そばかん)も外せません。お店で食べるとあんみつ部分に加えて、アイスと蕎麦ボーロが付いてきます。
寒天が。寒天が普通と違うのですよ。どう違うかは食べてみてのお楽しみ。
ちなみにこの蕎麦甘はそごうの地下一階の「諸国銘菓」冷蔵コーナーで、運が良ければ出会えます。
気持ちの良い声かけと適度な距離感のある上質なサービスも、ここの得難い魅力と感じています。
ごちそうさまでした。
セットで行きたいお出かけスポット/レストラン
・昭和の森公園 公園・テニスコート・貸自転車
・ホキ美術館
・うどんZ
・ケーキ シューベルト
営業時間・電話番号など
店名: 手打ち蕎麦・和カフェ 貴匠庵
住所: 千葉県千葉市緑区あすみが丘東1-13-14
電話番号: 043-295-3838
営業時間: 11:00-18:00 (ラストオーダー 17:00)
18:00-23:00
定休日: 日曜日・第三月曜日
https://kishou-an.jimdofree.com
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