圧力鍋ってほんと便利で、お肉も野菜も柔らかくなって、無水カレー(お水を足さずに野菜の水分だけで作るカレー)だって作れます。
普通のお鍋だったらじっくりじっくり半日とか一日とか煮込まないとできない牛スジ煮込みも20分でトロリと出来るくらい時短。
でも!それは聞いたことがあるけれど!!頭の上でベルみたいなのがシュンシュンいってあっつい蒸気が右に左に出ていてヤケドしそうだし、ちょっと触ると爆発しそうで怖い!!イヤーーーーーーーー!!って思って手を出さないでいる方も多いのではないでしょうか。
私も思ってました。このWMFに出会うまでは。これ、今までの圧力鍋の概念を覆すほど、飛び抜けて軽くて静かで使いやすい。詳しく知ればきっと安心できると思いますので、、写真多め、動画も混ぜてご紹介します。
大きさ
私が使っているのは下のリンクの3.0Lのもの。牛乳パックの半分くらいの高さで、だいぶコンパクトなのがおわかりいただけると思います。
重量は2.7kgで、少しズッシリとは感じますが、ハンドルと反対側にも持ち手があって両手で持てるので、手首が折れる心配はありません。
もう少し小さいものが良いということであれば2.5Lのものもありますが、形がちょっと違って鍋底が深くなってしまいます。浅底で小さな圧力鍋ということで3.0L最強。
逆に、ご家族の人数的にもう少し大きいものが欲しくなるかもしれない方向けに大小いいとこ取りの3.0L+4.5Lのセットもあります。
これ面白くて、3.0Lでも4.5Lでも上の圧力蓋の部分が共通なので、下の鍋部分だけ2種類あって、写真のように重ねておけるのでスペースをとらず便利というもの。3.0Lを買って気にいるかどうか試してから4.5Lの鍋部分だけ買うってことができないので悩みどころです。
パーツ
見てみてびっくり、このシンプルさ。
金属部分驚きの薄さ。これで圧力大丈夫?ってくらいの薄いペライチで、つまりは洗いやすいのです。
このゴムパッキンを金属部分にパコッとはめて
ハンドルの先端をお鍋のでっぱりにちょいとひっかけて
カチっとはめるだけ
裏から見ると
こうなっています。
これでフタ部分の組み立てができたので、これをお鍋に乗せて、スッとはまる角度から
6分の1回転くらいさせるとしっかりと密着します。
ダメ押しでハンドル部分のスライドスイッチを
前にスライドさせれば密閉終了。どこにも怖さを感じる部分がありません。
実際の使い方
煮込みたい食材を最小限の調味料とともにお鍋に入れ、調理開始。
まずは中火で圧力が上がるまで加熱しますが、初め少しだけお鍋の先端からよく聞かないと聞こえないくらいのシューッという音がではじめ、途中で音がしなくなると同時に内部の圧力を示すハンドル上部のインジゲーターが上がり始めます。動画があるので御覧ください。
IMG_4203
インジゲーターの線には黄色・赤・赤の3本があり、最後の赤い線がしっかりと出ていると圧力がちょうど良いということ。こうなってからが圧力鍋の加熱時間で、5−10分とかでも十分な効果が得られますし、野菜を全部溶かした無水カレーを作りたければ25−30分も加熱すれば玉ねぎなどは形も残らずドロドロになります。
圧力調理中の様子がこちら。
IMG_4207
圧倒的に静か。調理中でもクラシック音楽を楽しむことすらできるレベルです。
もし適切な圧力レベルを超えて加熱した場合、ホーという気の抜けたホラ貝のような音とともに余分が圧が抜け始めますので、少し加熱を弱めます。
気の抜けたホラ貝の様子がこちら。
IMG_4205
そして加熱をやめるとすぐにホラ貝がならなくなる様子がこちら。
IMG_4206
怖くない。むしろカワイイ。
調理時間が終わったら、加熱を止めて自然に圧が下がるのを待ち、インジゲーターがすべて下がった=圧が十分抜けたことを確認してスライドスイッチを開けて蓋を開けます。
この商品の売りとして、「スライドスイッチにより急速減圧ができます」とありますが、これは正直オススメしません。というのは、一度それをやろうとしたら減圧に伴って中のものが沸騰してハンドルの先端から吹き出たことがあるからです。身体からみて正面、離れる方向に出るのでヤケドの危険はありませんでしたが、ちょっと掃除が大変でした。普通に圧が抜けるまで待って開ければそんなこともないので、普通に使うのが一番です。
実際の調理例
牛すじ肉のカレー
鶏のさっぱり煮
鶏手羽先(お好みで手羽元、もも切り込み唐揚げ用でも可。ただ骨があったほうがダシが出ます)1kg
しょうがチューブ 10cmほど
醤油 大さじ2
めんつゆ 大さじ2
酢 大さじ2
お水 200mL
①こちらお買い得品鶏の手羽元。
炒めてほんのりきつね色に。
②調味料を入れて加圧の準備
③加圧→良い圧力で20分→火を止めて放置することで自然に減圧
インジゲーターがすっかり下がったことを確認したら、蓋を開けてみましょう
④鶏肉がトロトロに。骨の部分を持って持ち上げると、自然とお肉が剥がれ落ちるほど。普通のお鍋じゃこうはなりませんよね。
⑤崩しすぎないように気をつけて盛り付け。気をつけても写真のように骨が出てきてしまうほど柔らか。
ルーローハンのような、トロットロに蕩けた軟骨が美味しいのです。
以上、今までの圧力鍋への恐怖をなくしてくれた、おすすめWMFの圧力鍋のご紹介でした。
コメント