基本のレシピが好きです。特殊な器具や食材を使わない料理こそ、食材そのものの味だったり料理の腕だったり工夫だったりが光ると。なので美味しく出来た時の喜びが大きいの(失敗しずらいというメリットも大きいのは内緒)です。
普段そんな御大層な光る腕など持っていないのですが、今回、千葉市加曽利「房の駅」隣接のパン工房カフェ房の駅で見つけたこのこぐまちゃん食パンを使い、ホテルオークラのレシピに(概ね)沿うことによって、我が生涯最高のフレンチトーストを作ることができました!!
こちらパン工房カフェ房の駅さんです。「千葉が好き。」の大胆かつストレートなキャッチコピーにいつも胸をズキュンと打ち抜かれます。
「絶世のいちご美女 丸ごとかき氷」に陥落しそうになりながら。
ここで購入したの「こぐまちゃん食パン」と「くまわっさん」が今回の主役。
使用する材料は、
こぐまちゃん食パン(4枚切り)x4枚
バターひとかけ
卵3個
砂糖30g
牛乳180cc
バニラビーンズペーストひと絞り
以上でございます。
<作り方>
① 食パンが余裕を持って入るバットに卵・砂糖・牛乳・バニラビーンズペーストを入れ、よく混ぜます。スクレーパーかシリコンスプーンを使って底をさらうようにすると砂糖やバニラビーンズペーストの溶け残りがなくてすみます。
② 食パンを入れます。潰さない程度にすこーし押して、液をよく吸い込むようにおまじない。
③-1 冷蔵庫の中に入れ、約2時間後。液を吸い込んだ結果、ひとまわり膨れてこぐまちゃんたちがギューギューに(失敗)。心なしか耳が尖ってグレてしまったかのようです。
③-2 すぐに一回り大きいバットに入れ替え。初めからこれを使っていれば良かったか。グレてしまったこぐまちゃんは完全には戻らない。
皆様は初めからのびのびした環境で育ててあげてください(涙)。
④ 再度、冷蔵庫の中に入れて一晩。もともとのレシピでは片面12時間x両面で24時間かかる工程だったりしますが、そこは現実的なところで夜に仕込んで朝焼くということで、12時間で許していただけると大変助かります。
朝になって冷蔵庫から取り出してみると、卵液がほとんどパンに吸われてました。
⑤ フライパンを弱火にかけて、バターをひとかけ溶かしつつパンを入れ、片面7−8分かけてゆっくりゆっくり焼きます。
⑥ パンの下縁が茶色になってきたら、そーっとフライ返しで裏面を見て、焼き色がついていたらひっくり返します。
⑦ 裏面もじっくり。表面よりも少しだけ早めに焼き上がります。
⑧ できあがり! できたてをすぐにいただきましょう。お好みでバターとメープルシロップをかけて。
断面から伝わるとうれしいのですが、外側カリッと内側トロリ。ちょっとグレていたのが嘘のような、素直なお味。
⑨ こぐまちゃんフレンチトーストとくまわっさんのコンビは絵的に破壊力抜群ですね。
かわええ。
これは今までの人生で食べたフレンチトーストの中で一番美味しかったです。
かかった時間は半日ですが、作業時間は準備15分+焼くのに15分。簡単レシピな一方で、作りたてホカホカで食べ始めて熱が全体に回る前、また周りのカリカリがシロップでしんなりする前に食べ終える必要があるので、家で作るメリットと満足度がとても大きいメニューだと思います。
なお、シンプルなレシピがゆえに素材の良さがダイレクトに出ます。
上記のオススメ食材として、一番はもちろんパン工房カフェ房の駅さんの「こぐまちゃん食パン」。
続いて以下のメープルシロップとバターを激しくおすすめします。このバターとメープルシロップだけですでに悪魔的魅力。食べすぎ注意。
あるいは
お子様の夏休みのクッキング入門にもいいですね。
見た目も味も口溶けも最高なフレンチトースト、幸せになれると思います。
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